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2007年9月24日 (月)

星藍たんとこと。

わたしが星藍たんとこに投稿したss【フェイト独白】とセットの【なのは独白】をUPしまっしゅ。

えぇ、わたしが我侭で勝手に連携させてもらいました(。・m・)ウフフ

忙しくて大変な中、ごめんねっ!星藍たんっ!

そんな星藍たんの企画会場はこちら→

星藍たん、期間中気張ってなぁ♪応援するし、投稿するからっ!私も気張りゅ(○'ω'○)

 

それでは追記からどうぞヾ(´▽`*)

※て言うか、今さらコレかよって突っ込みは稀凛が泣きます(´;ェ;`)

 
『はじめまして、高町なのはって言います。お名前、言える?』
『ヴィヴィオ・・・』
『ヴィヴィオ、いいね。可愛い名前だ。どこかいきたかった?』
『ママ・・・いないの・・・』
『じゃあ一緒に探そうか』
『・・・うん』
これが、わたしとヴィヴィオの出会いだった。それからわたしはヴィヴィオを六課に連れて帰ったんだけど、
『いっちゃやだぁぁあ』
寮の部屋に戻り、スバル達にヴィヴィオを任せていこうとしたら、ヴィヴィオは私に抱きついたまま離れようとしない。
わたしは戸惑っていたけど、その小さな温もりを引き離すことなんか出来なかった。
そんな時、フェイトちゃんとはやてちゃんが部屋に来てくれたから、助けを求めた。
『こんにちわ、この子はあなたのお友達?』
フェイトちゃんがウサギを使ってヴィヴィオに話しかけて何とか泣き止ませてくれた。お礼を言うわたしにフェイトちゃんは、
『懐かれちゃったのかな?』
そう言って微笑んだ。・・・わたしは「そうなのかな?」って思ったけど、それなら嬉しいなとも思った。でも・・・
『ヴィヴィオはなのはさんと一緒にいたいの?』
『ぅん』
ヴィヴィオはフェイトちゃんの問いかけに躊躇なくそう答えた。わたしはそれを聞いて胸が温かくなるのを感じたと同時に切なくなった。
ヴィヴィオに求められるたび、嬉しく思う反面、どんどん不安が募っていく。
わたしはこの小さな瞳にどう応えればいいのか。
今のわたしはたくさんのぬくもりに包まれたからこうしていられる。だからヴィヴィオにもたくさんのぬくもりをあげたい。そう思いはするけれど。

なんとか留まってくれたヴィヴィオをエリオとキャロに任せて、わたしとフェイトちゃんは、はやてちゃんと共に教会へ向かった。
『ごめんね。お騒がせして』
そう言ってわたしはフェイトちゃんの隣に腰掛けた。
『いやぁ、えぇもん見せてもらったよ』
はやてちゃんのその台詞にわたしは苦笑が漏れた。
『しかし、あの子はどうしようか?なんなら教会に預けとくんでもえぇけど』
はやてちゃんはそう言ってくれたけど、
『平気、帰ったらわたしがもう少し話してなんとかするよ』
『そうか』
『今は、周りに頼れる人がいなくって不安なだけだと思うから』
わたしはあの子から目を離せなくなっている自分を感じて。そして昔一人で淋しかった自分と被らせていて。
 
それからわたしはヴィヴィオの保護責任者になることにした。スバルはそのことをヴィヴィオに伝えようとしたけどなかなか伝わらず、解りやすい言い方でこう言った。
『しばらくはなのはさんがヴィヴィオのママだよってこと』
『ママ?』
スバルの言葉を聞いてヴィヴィオはそう言ってわたしを見上げた。わたしはヴィヴィオがママを求めていることを知っているから、代わりになってあげられるならと思って。
『いいよ、ママでも。ヴィヴィオの本当のママが見つかるまでなのはさんがママの代わり、ヴィヴィオはそれでもいい?』
『・・・ママ』
『はい、ヴィヴィオ』
そう言うとヴィヴィオは泣いて抱きついてきて。わたしはそんなヴィヴィオを抱きしめて愛おしく想った。
 
 
それからはとても幸せだった。ヴィヴィオがいて、フェイトちゃんがいて、みんながいて。
ヴィヴィオが笑ってくれるだけで一日の疲れだって取れる。
そしていつものように出動があって。でもヴィヴィオが来てから初めての夜勤。
『明日の夜にはちゃんと帰ってくるから』
『絶対?』
『絶対に絶対。いい子で待ってたら、ヴィヴィオの好きなキャラメルミルク作ってあげるから。ママと約束、ね?』
『うん』
そう約束を交わしてわたしは出動した。でも・・・・
 
ヴィヴィオは連れ去られてしまった。
そう、わたしはヴィヴィオとの約束を・・・・ヴィヴィオを守る事ができなかった。
「いつでもヴィヴィオの元に駆けつけられる」とも約束したのに。
事後処理の仕事の最中はみんなに迷惑をかけないよう、最低限の情報を聞いてからは仕事に集中した。けれど・・・
ヴィヴィオの大事に持っていた・・・わたしがあげたウサギの人形がボロボロになって落ちているのを見つけてしまった。
もう・・・限界だった。
 
わたしは屋上に行き、空をみつめた。
ヴィヴィオを守れなかった。約束したのに・・・・
いつかヴィヴィオの言った台詞が反芻する。
『なのはママ、ほんとのママじゃないけど、ほんとのママより大好きぃ』
あの時わたしは息をのんだ。本当のママになりたい、ヴィヴィオとずっと一緒にいたい。そんな想いが溢れそうで。
でもわたしはヴィヴィオと一緒にいられない。わたしにはヴィヴィオのママになる資格がないから。
シスター・シャッハから本当のママがいないと聞いて、安心した自分がいた。
受け入れ先を探している、とは言うけれど、そう口にする度に胸が痛む。
でも、わたしは「空の人間」だ。いつ堕ちるか解らない。なにせ、一度堕ちた身だから。
 
『なのは?』
そう考えているとフェイトちゃんに見つかった。フェイトちゃんにヴィヴィオのこと考えてたことも見抜かれて。
自分の気持ちを吐露していくうちに涙が溢れる、本心が溢れる。
『大丈夫、ヴィヴィオは絶対大丈夫だから・・・助けよう?二人できっと・・・』
そう言ってフェイトちゃんはわたしを抱きしめてくれた。わたしはこの腕の中でなら安心して泣ける。そう、いつだってこの腕に守られてるから。
フェイトちゃんの腕の中でわたしは自分の気持ちと改めて向き合う。
わたしはヴィヴィオと一緒にいたい、本当のママじゃないけど・・・ううん、本当のママにだってなってみせる。わたしはそう決意した。
 
 
ヴィヴィオの元に向かうわたしと、スカリエッティの元に向かうフェイトちゃん。
『なのは』
フェイトちゃんが横に来て心配そうに私の名を呼ぶ。
『お願いだから無理だけはしないで』
やっぱりフェイトちゃんはフェイトちゃんだね、いつも自分のことじゃなくてわたしのことをまず心配してくれる。でも、
『わたしはフェイトちゃんの方が心配』
わたしもフェイトちゃんのことが心配だからそう伝えたけど、
『私は平気。大丈夫』
予想通りの返事、そしてわたしの心配を解ってくれない。・・・それが淋しいけど今は余計な心配事を増やしちゃだめ。
そう思ったわたしはフェイトちゃんに珍しく憎まれ口を叩いた。
『フェイトちゃんは相変わらず頑固だなぁ』
『なっなのはだっていつも危ないことばっかり』
『だって航空魔導師だよ?危ないのも仕事だもん』
反論してくるフェイトちゃんにわたしはそう答えた。すると、
『だからってなのはは無茶が多すぎるの!私が・・・私達がいつもどれくらい心配してるか・・・』
一瞬フェイトちゃんの本心を聞けるかと思ったけど、さすがそこはフェイトちゃん。うまく隠されちゃった。でも、
『知ってるよ。ずっと心配してくれてたこと・・・よく知ってる』
わたしは知っている。いつだってどんな時だってわたしのことを心配してくれるフェイトちゃんを、みんなを。
『だから今日もちゃんと帰ってくる。ヴィヴィオを連れて一緒に元気で帰ってくる』
『うん』
わたしがそう言うと、フェイトちゃんは満面の笑みで頷いてくれた。
フェイトちゃんが心配してるのはわたしの身体の事で、ヴィヴィオを救えない事じゃない。その事実にわたしは勇気と自信が溢れてくる。
『がんばろうね』
『うん、がんばろう』
わたしとフェイトちゃんはそう言って拳を合わせてそれぞれの進路に向かう。

この手の魔法は大切なものを守れる力
想いを貫き通すために必要な力

なのはママが今行くから・・・。待ってて・・・ヴィヴィオ。

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コメント

最終的に計画通りに

書けなくてごめん(´・ω・`)

投稿: sirosumi | 2007年9月24日 (月) 15:35

ちわっすヾ(*ΦωΦ)ノ
いやいや、急だったからっ!しかも今さらのネタですからぁ(。´Д⊂)ウワァァァン

投稿: 主:稀凛 | 2007年9月24日 (月) 19:39

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