« 御礼 | トップページ | はーくす »

2007年10月29日 (月)

突発に。

捕捉の仕方を未だモンモンしながら。こうゆうやり方で良いのかなーとか思いながら。

なのは→フェイトSSこうかーいっ!

長編ぢゃなくってごめんちゃい(○'ω'○)

そして若干文が解りづらいかもですが。

 

それでも読んでやるZE☆って方は追記よりどうぞ(。・m・)

 
「なのは、一緒に帰ろう?」

放課後、フェイトちゃんがそう声をかけてきた。
わたしは声をした方を向く。
そこには少し頬を染め、はにかむフェイトちゃんがいる。

 どくん

そんなフェイトちゃんを見て心臓がはねるのを自覚する。
何故なら、わたしはフェイトちゃんが好きだから。

 

─ LOVE ≠ LIKE ─

 

わたしはフェイトちゃんが友達ってだけじゃなくて、
一人の女の子として好き。
いつからなのかと問われても解らない。
気付いたら【好き】だったのだから。
わたしは自分の想いが大きくなりすぎてどうしようもなくなった時、
一度だけ勇気を出してフェイトちゃんにこう尋ねた。

「ねぇ、フェイトちゃんはわたしのこと好き?」

と。結構直接的だったがわたしは気にしないでそう問いかけた。

「え?」

急な問いかけに反応し切れていないフェイトちゃんがいて。

「わたしはフェイトちゃんが好きだよ」

わたしは友達としての【好き】ではない【好き】の想いを込めてそう言った。

「え、えっと、私もなのはのこと・・・好きだよ?」

フェイトちゃんは顔を赤らめてそう答えた。
そこには恋慕でもなんでもない、友愛の他ならぬ想いが込められていて。
わたしは、

「にゃはは、ありがとっ」

と、笑顔で答えた。
アリサちゃんとすずかちゃんとはやてちゃんは複雑そうな表情をしていたけど。
その返事を聞いてわたしはこの想いに蓋をした。

だと言うのに。
フェイトちゃんはそんなわたしに気付かない上に、さらには煽るようなことばかりしてくれる。
例えば今も。

「ねぇ、なのは?今日私の部屋にこない?」
「え?」

突然のお誘い。フェイトちゃんの部屋となれば恐らく二人きり。
でもわたしは断る術を持っていないから。

「うん、いいよ」

と、二つ返事で返す。
それからは他愛もない話をしながら帰路につく。

そしてフェイトちゃんの部屋に来て。
特にすることもなくわたしとフェイトちゃんはただ隣に座って沈黙に身を委ねる。
この時間がわたしはすごく好きだった。そう、「だった」。
何故なら今ではある意味苦痛なのだから。
だって、好きで好きでどうしようもない相手が近くにいるのに。
何も出来ない、何も伝えられない。
触れ合うくらい近くに座っているのに。
あなたの気持ちが解らなくて。
心の距離がすごく遠く感じて。
少しでも近付きたくてわたしはあなたの肩に肩を合わせて。
その瞬間あなたは少しビクっとしたけど。
今のわたしには気にする余裕がなくて。
ゆっくり触れ合わせた後はあなたの肩に頭をそっと乗せた。
ちょうど良い位置で。すごく心地良くて。
そう思っているとあなたは頭を合わせてくれて。
その事実が嬉しくて。
肩から、頭から、触れ合うところから感じるあなたの温もりが暖かくて。
わたしは不意に涙を流した。
大丈夫、あなたにはばれてないよね。
わたしは静かに流れる涙をそのままで一言呟いた。

「フェイトちゃんが好きなの」

 ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆

私はただなのはと一緒にいたくて今日部屋に呼んだ。
誘った瞬間、なのはがなんとも言えない表情をしていたのは気になるけど。
そして部屋についてからはいつもの沈黙に身を委ねていた。
・・・けど、今日は何か違った。
いつもは心地良い沈黙が今日はどこか硬く思えて。
どうしてだろう。そんなことを考えてるとなのはが肩を触れ合わせてきて。
私は思わず驚いてしまった。
でもなのはは気にすることなく私の肩に頭を乗せた。
私はなのはのその温もりが心地良くて頭を重ねた。
すると不意に、

「フェイトちゃんが好きなの」

なのはが私にそう告げた。
今は顔が見えないからどんな表情で言ってるのかがわからないけど。
声が震えてるのだけは解った。
それから・・・私とは何かが違う【好き】だってことも。
前に一度聞かれたことがあった。

『ねぇ、フェイトちゃんはわたしのこと好き?』

なのはが答えを待っていたから。
恥ずかしいけど好きだと答えた。
だってなのはを嫌いだなんてありえないから。
でも、一瞬なのはは複雑な顔をして、すぐにいつもの笑顔を浮かべた。
その時に違和感は覚えたんだ。
でも私にはどうすることも出来なくて。
だけど今は確実に私とは違う【好き】だって理解した。
触れ合っているところから伝わるなのはの震えがなによりの証拠だ。
なのははきっと我慢してるんだ。
何に我慢してるかまでは解らない。
そうは理解するけど私にはどうすればいいかが解らない。
私は何も解らないままどうすることも出来なかったけど不意に口から言葉が溢れた。

「・・・ごめん」

と。
その瞬間になのはの身体がビクッと震えた。
私は自分が何を言ったのかすぐに理解出来なかった。
なのはがすっと身体を離して立ち上がる。
私はその瞬間に今自分が何を言ったのか。
その言葉でどれだけなのはが傷ついたのかを思い知った。

「っ・・・」

私はなのはに何か言おうとした。
けど、言葉がみつからない。
今の自分が何を言えば良いのか解らないから。
そう思い俯いていると、

「にゃはは、なんかごめんね」

そう言うなのはがそこにいた。
私は何を言ってるの?と思い顔を上げてなのはを見つめる。

「あはっ、ちょっとフェイトちゃんをからかいたくなっただけなの」

なのははいつもの笑顔を向けてそう言う。
私はなのはの言う言葉が理解出来なくてただ見つめる。

「やだなー、フェイトちゃん。本気にするんだもん。こまっ・・ちゃった・・・」

なのはは笑顔を浮かべたまま涙を流し始める。
声にも嗚咽が混じり始めていた。

「っ・・・あ、あれ?・・にゃはっ、・・・おかしいなぁ」

なのははそう言って笑顔を浮かべながら涙を拭う。
私はそんななのはを見つめて胸が苦しくなった。

─私にはどうしたら良いか解らない。
─私の【好き】となのはの【好き】は違うから。
─だから何を言えば良いか解らない。

なのはを見て私まで泣きそうになる。
悔しい。
自分がなのはにこんな目を合わせている事実に。
そして何も出来ない自分が腹立たしくて。
私は無意識になのはの腕を取って引き寄せた。
急なことで反応できなかったなのはは素直に私の胸に収まり、私はそんななのはを抱きしめた。

「っ!」

腕の中でなのはが息を飲むのを感じた。

「・・・フェイトちゃん離して」
「いやだ」

なのはは身を捩りそう言うが私は反対に抱きしめる腕に力を込めなおす。

「フェイトちゃ「私は」」

なのはが何か言おうとしたけど私はそれを遮った。

「私はなのはが好きだよ」

そう言ってなのはを抱く腕に力を入れる。
なのはは大人しく腕に収まったままでいる。

「でも…なのはの好きとは違うんだ」

そう言うとなのはがまた震えた。
そんななのはを強く抱きしめたまま私は続ける。

「それでも私はなのはが誰よりも好きだよ。それだけは知っていて欲しい」

そこまで言って私はなのはを抱く腕から力を抜く。
するとそのままでいたなのはが少しずつ体を離しお互い向き合う形になる。
私はなのはを見つめ、なのはも私を見つめる。

「…わたしはフェイトちゃんの傍にいてもいいの?」

なのはが目に涙を浮かべながらそう言う。

「もちろんだよ」

私はそんななのはに笑顔を向けてそう答える。
そしてなのはの目に浮かぶ涙を指で拭ってあげる。
なのはは目を閉じてそのままじっといる。
私は目を閉じたままじっとしてるなのはを不思議に思いながら見つめていたら。
ふとなのはが目を開けて、何か思いついたような笑顔でこう言った。

「じゃあフェイトちゃんがなのはと同じ好きになってくれるまで諦めないから」

一瞬何を言われたのか解らずきょとんとしてると頬に温もりを感じた。
なのはにキスされた。
その事実に顔が真っ赤になるのを自覚して恥ずかしくて俯いてしまった。
するとなのはが笑ってるのを感じる。

─…これからなのはにこうやって振り回されるのかな。

そう思うとなんだか気が滅入るようでどこか楽しみにしてる自分がいた。

       Fin

|

« 御礼 | トップページ | はーくす »

∮なのフェイ短編ss」カテゴリの記事

コメント

そこで諦めないところがなのはさんですね(^^)
短編なのにかなり引き込まれてしまいました!
こう、なのはさんとシンクロする感じで・・・。自分まで前向きになれた!
素敵なお話をありがとうございました!

投稿: TOM | 2007年10月30日 (火) 11:08

久々~!しかもなのは→フェイト!?
これから、なのフェイになるのか、フェイなのになるのか。
なのはは諦めてないっぽいし、まだ希望(?)はある。

投稿: ユリかもめ | 2007年10月30日 (火) 15:46

TOMたん→なのはは諦めないよっ!だってフェイト大好きだもん!って、引き込まれて!?あ、ありがとぉおお!本当に嬉しいよぉ!
なのはさんとシンクロですか。ぢゃああたしともシンクロ(何
でも前向きになってもらえるきっかけとなれて光栄です。
こちらこそありがたいお言葉ありがとうございました!
 
ユリかもめたま→お久しぶりでございます!そしてなのは→フェイトが出来上がってました(テヘ
恐らく……なのフェイですねwwww
フェイトも満更じゃありませんし、一番好きとは言ってますからね!これはもうなのはは頑張るしかないぢゃないですかっ!!
もう、嬉しいコメントありがとですっ!!!

投稿: 主:神無月稀凛 | 2007年10月31日 (水) 22:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 御礼 | トップページ | はーくす »