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2007年12月21日 (金)

今日は何の日?

 こんばんわんこU・ェ・U

 知り合いの何人かに尋ねられました。「とある日っていつ?」と。
 とある日、それは!本日、12月21日のことなのですぅう!

 と言うことで。無事(?)SSUP出来ました。結構前からこの日の為に温めてきてたのですが、如何せん、稀凛の脳みそではこれがいっぱいでした。もっと、こう、綺麗な描写が出来るようになりたいです。精進!精進!
 今日のは稀凛としては珍しいことに、なのは、若しくは、フェイト目線じゃないのです。なんていうのかな、物語を見てる視点って言うのかな?慣れないことするもんじゃないなって思いました…、えぇ、痛感……。チャレンジ!挑戦!

 多々お見苦しい所があるかも知れませんが、追記より今話SS「Blue X'mas」です。

 

 - Blue X'mas -

「ねぇ、なのは。今日が何の日か知ってる?」
 いつものように、一緒に学校から帰宅しているフェイトとなのは。
 二人は、小学校の制服より明らかにスカート丈の短い、中学校の制服の上からコートを羽織り、仲睦まじく手を繋いで帰っている。手を繋いでいるのは、お互いが手袋をしていないのを察するに、寒いからだろうか。もしかしたら、別に理由があるのかも知れないけれど。
「今日? うーん…、解んないなぁ」
 突然問いかけられたなのはは空を仰ぎ、白い息を一息吐いてからそう答える。
「そっか。あのね、今日は"Blue X'mas"なんだよ」
「……ブルー、クリスマス?」
「うん、そう!」
 フェイトはにこにこしたままそう答え、聞き慣れない単語と、その日に何があるのか解らないなのはは、きょとんとしている。そんななのはの表情を見て楽しそうにフェイトが続ける。
「ふふっ、あのね、この日は好きな人に、その人の良い所を告白する日なんだって」
「へ?」
 思わぬフェイトの台詞に間抜けな声を漏らすなのは。
「はやてから教えてもらったんだけどね、恋人のいない人がクリスマス前に恋人を作るチャンスの日みたいなんだ」
「へぇー、そうなんだ」
 そのことを知らなかったなのはは素直に感嘆を漏らす。
 ──告白、かぁ。
 普段、フェイトからは自分に向けてよく聞くけれど、自分からフェイトに何か伝えれていたかな、となのはは思う。
「……あれ? それって恋人がいない人だけの話なの?」
 なのははふと疑問に思ったことを尋ねる。すると、フェイトがピタッと歩くのを止めてしまった。無論、フェイトと手を繋いでいるなのはも自然と歩みを止める。
「えと、そのぉ……」
 フェイトは、なのはの問いに答えようとするが、顔を赤らめてもごもごしだした。なのははそんなフェイトの顔を覗き込みながら、可愛いなぁ、と思ってから、あ、違う違う、と思い直してフェイトに声をかける。
「フェイトちゃん?」
「えっと、ね」
「うん」
 なのはは、未だ口ごもるフェイトが話しやすいように、相槌を打ちながら聞く。何故こんな微妙なやりとりがあるのかと言えば。
「その、わ、私達は、こ、恋人だからっ…必要ない日かもなんだけど……」
 そう、二人の関係は"ただ仲の良い友人"ではないから。
 フェイトのその言葉を聞いたなのはは満足そうに微笑む。フェイトはそんななのはを見て、自分が言わされたことに気づいてバツの悪そうな表情を浮かべて拗ねてしまった。
「にゃはは、ごめんごめん。フェイトちゃんが可愛くて、つい」
 フェイトの様子に気づいたなのはは、舌をペロッと出して謝る。
「もぉっ」
 そんななのはの仕草に苦笑しながら、フェイトは繋いでいた手を繋ぎなおし、話を続ける。
「あのね、なのはから私の好きなとこを聞きたいっていうこともあるんだけど、私がなのはをどれだけ好きなのか伝えれるチャンスかもって思ったんだ……」
 ──フェイトちゃんはいつも言ってくれてる気がするんだけどなぁ。
 フェイトが優しい声色でそう言い、なのはは心中でそう苦笑した。
 ──あ、でも、わたしもフェイトちゃんに言えるんだよね。
 なのはは空を仰ぎながらそう考えていた。フェイトは、そんななのはの横顔をじっと見つめ、何故こんなことを言い出したのかを思い返す。
 ──私が、いつだってなのはのことを想ってるってことを知っていて欲しいんだ。
「……それは、わたしもだよ?」
 なのはの言葉に、え?、と声を漏らすフェイト。フェイトは、自分が思っていたことを思わず口にしていたことに気付いていない様子。そんなフェイトになのはは、もうっ、と少し不満げに笑った。
「きっと、想ってることも一緒だと思うよ?」
 なのはは笑って、けれども真剣な瞳でフェイトに問いかけ、フェイトも先ほどまでの優しい瞳の中に真剣な色を浮かべながらなのはをみつめる。

 ──なのはを誰にも渡したくないから。
 ──フェイトちゃんを誰にも渡したくないから。

 そして、二人は同じことを想う。

 小学生の頃のあどけない可愛さが残ったまま、少しずつ綺麗になっていくなのは。そんななのはを周りが見逃すはずもなく。フェイトはその状況が面白くないことに気付き、どんどんなのはに溺れていく自分を自覚してはいたけれど、告白を出来ずにいた。そんなフェイトに痺れを切らした友人達が画策して、今に至るわけだけれど。
 しかし、そのフェイトこそ、小学生の頃から凛としていて、中学生になってからは幼さが抜け、さらに綺麗になっている。学校にはファンクラブが出来ているくらいだが、当の本人は気づいていない。なのはがそれにどれだけ不安を抱いているのかも知らずに。例の画策には、当のなのは自身が関係しているが、それはまた別の話。

 "誰にも渡したくない"
 フェイトはそんな自分の想いに自嘲した。
 ──なのはは"モノ"じゃない、手放したくないなんて、私の我侭かな。
 そこまでで考えるのをやめるフェイト。なのはが、少し考え込みすぎていたフェイトを心配そうに見つめていたから。
 ──いつかその時が来るかもしれない。けど、今は……
「ねぇ、なのは。家まで、交互に言いながら帰らない?」
 フェイトは、心配そうにしていたなのはに満面の笑みを向けてそう提案する。不安の蕾を隠して。
「…いいよ! きっとフェイトちゃんが先に言うことなくなるんだから」
 なのはは、そんなフェイトに気付きながらもそれを暴こうとはしない。それは、自分にもあることだと気付いているから。それに、優しく何かを言うことも出来るけれど、優しさは時に残酷だと思うから。
「ふふ、どうかな? きっとなのはの方が先になくなっちゃうと思うよ?」
「よーし、じゃあ勝負だねっ!」
「いいよ、負けないんだから」
 フェイトとなのはは、そう笑い合って再び歩み出した。

 

            Fin

 
  -あとがき-
 あばばばば、久しぶりにSSUPです。しかし、内容が、なんか、ぐちゃぐちゃですみませんorz
 さて、今日のSSについて捕捉。本日12月21日は、「Blue X'mas」と言う日でして。いや、恐らく公式じゃないと思うんですけど、稀凛的カレンダーにはちゃんと書かれているんです。「違うよ、ばか!それは───だろ!」とか、何かありましたら是非教えてやってください。・゜・(ノ∀`)・゜・。
 ちなみに、稀凛の言う「Blue X'mas」は、文中でフェイトが言っているように『自分の好きな人に、その人の良いとこを告白する日』です。で、詳しく調べてみましたら、『X'mas前に、恋人のいない人が頑張る日』みたいな紹介もありまして。まぁ、とどのつまりは、告白する日ですね。

 稀凛から一言。
 いつも、こうして見に来てくださってる皆様が大好きです!
 拍手をパチパチしてくれたり、コメント頂けてすごく幸せです!
 うお、まだ書こうと思ったけどこれぢゃ一言じゃない!しかも、良いとこ言ってないし、ただの告白だww

 では、最後までお読みくださってありがとうございました!
 もっと精進しますね…(`・ω・´)

 あなたの好きな人に想いが伝わりますように。
    :*:・。,☆゚'・:*:・。, Happy Blue X'mas ,。・:*:・゚'☆,。・:*:
 
 
 
 

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コメント

今日ってそんな日だったのか!
2人の心情がわかりやすく甘い話で面白かった(`・ω・´)キリッ
これからも頑張ってーな

投稿: sirosumi | 2007年12月21日 (金) 10:20

甘いSSをありがとうございました。
この2人はシリアス系もいいけど、やはり甘いのが一番な気がします。

投稿: ユリかもめ | 2007年12月21日 (金) 15:22

しろすみん
 今日ってそんな日っぽいよ!(ちょっと不安
 解りやすかったかな!? ありがとぉ!もっともっと、面白いって言ってもらえるように精進するね!(`・ω・´)キリッ
 うん、がむばる!しろすみんもね!ww
 
ユリかもめ様
 いえいえ、お粗末さまでした。
 最後までお読みくださってありがとうございますぅ゚(。ノωヽ。)゚。
 途中でシリアスになりそうでしたが、結局甘くなりました!(微妙ですが。
 ユリかもめ様が口から砂じゃなくて砂糖が出てきそうなくらい甘いSS書ける様がむばります!(何

 ありがとうございました!

投稿: きりん | 2007年12月21日 (金) 19:29

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