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2008年1月21日 (月)

あちゃあちゃ、うふふ☆

 ☆YA☆RA☆KA☆SHI☆TA☆
 今日は、大好き奈々嬢の誕生日ですね。それに合わせてフェイトバースデー書いちゃえ☆とか思ったのが運の尽き。出来上がったんですが、なんか、ちょー暗い、ちょー重いorz
 しかも、もしかしたら読んでて不快な人がいるかも知れません。あと、ラスト、フェードアウト気味なので納得いかない人もいるかもですね。でもでも!稀凛はこれで一つの作品として仕上げましたので、あしからず。

 絶賛ゆかりなな祭開催ちゅー!
 萌え萌えSSとか素敵SSがすでにたくさんあって稀凛うはうは。不肖稀凛が投稿させていただいた作品ももう発表されてますので読んでみてやってください。
 会場はココだぜ!

 今、音楽整理しながら記事を書いているんですけど、結構前にね、とある子にもらったデータが急に流れ出して…耳から離れん!やめてぇええ!

 稀凛がちょっと不安になりながら掲載する「ありがとう」SSは追記から。

 

「たん…じょうび?」
「うん、誕生日。生まれた日のことだよー」
 それは何気ないクラスメイトの一言だった。

 -ありがとう-

「あ、そういえばフェイトの誕生日知らないわね」
「うん、そういえば聞いてなかったね」
 その一言をきっかけにアリサやすずかも興味を示しだした。
「え、っと……」
 みんなの質問と好奇の視線を浴びせられたフェイトは困った。何故なら誕生日を知らないから。
「あ、あぁあ!」
 クラスの視線がフェイトに集まっている中、突然なのはが声を上げた。
「ちょ、なのはっ!? 急に何なのよ!」
「ど、どうしたの?」
 驚く面々の中、なのはの親友であるアリサとすずかが声をかける。
「えぇーと…ふぇ、フェイトちゃん! そういえば今日早く帰って来なさいって言われてたよね、ほら、早く帰ろう!?」
「えっ」
「じゃあみんなまたねー」
 なのはは自分の鞄を背負ってから、フェイトの鞄を片手に取り、空いている手でフェイトの手を掴んで教室から逃げるように走り去った。残されたクラスメイトは一同ポカーンとしていたがしばらくしてから「一体何なのよー!」と言う叫び声が聞こえたとか聞こえてないとか。

 

 靴箱で上履きから靴に履き直し、再びフェイトに手を差し伸べるなのは。目の前に差し出された手に一瞬躊躇するものの、いつものように振る舞い手を繋ぐフェイト。普段のなのはなら気付いただろうこの少しの変化に、今が放課後で良かったと安心していたなのはには気付くことが出来なかった。いつもより半歩後ろを歩くフェイトの表情に影が差しだしたことにも。

 

 その夜、リンディからなのはにプライベート通信が届いた。
「こんばんは、なのはさん」
「あ、リンディさん、こんばんは」
「ちょっとお聞きしたいことがあるのだけれど、今大丈夫かしら?」
「わたしにですか? はい、大丈夫ですけど…」
 リンディの突然の話にきょとんとして、ユーノと首を傾げ合うなのは。
「あのね、フェイトさんが学校から帰って来て以来夕食にも顔を出さないの。何か心当たり、ない?」
「フェイト、ちゃんが…?」
「えぇ、そうなの」
 リンディの言葉に驚きを隠せないなのは。フェイトは普段から人に心配をかけまいと必要以上に気を遣う子だ。だからそんなことあり得ない。そう思う反面、今日の出来事を思い出し、あれがフェイトにとってどれだけ大きなことかに気付いた。なのはは気付くことが出来なかった悔しさと、そんな自分の愚かさに腹立たせる。そして、フェイトの苦しみを思い、涙を浮かべるが唇を噛みしめ耐える。今は泣くときじゃない、自分が泣いて良いときじゃない、と。一度深呼吸をし、自分を落ち着かせる。
「……リンディさん」
 少し落ち着いたところで、画面の向こうで考え込んでいるリンディに声をかけた。
「ん? どうしたの、なのはさん」
「今から、そちらにお邪魔しても良いでしょうか?」
「…えぇ、もちろん。……ありがとう」
 リンディは、なのはの言わんとすることを理解し、感謝の意を述べる。そして、全てをなのはに託すことにした。

 

 あれから、家族にばれないように家を出たなのははフェイトの家を訪ね、そして、フェイトの部屋へ辿り着いた。
「…ふぅ」
  コン コン コン コン
 なのはは部屋の扉の前に立ち、再び深呼吸をして、あるリズムでノックする。しかし、中から反応はない。もしかしたら、外へ出ているかもしれない。そう思ったなのはは、一旦リンディさんたちに知らせておいた方が良いかもしれないと思うが、その場でしばらく考え倦ねていた。
「…………なのは」
 すると、反応のなかった部屋から名前を呼ばれた。
「フェイトちゃん…」
 そこにいてくれた、と言う喜びと、今日の自分の失態を申し訳なく思い心中を複雑にしながらも、ドアにそっと手を触れ囁くように、でも中にいるフェイトに聞こえるように名前を呼び返す。
「中に入っても、いいかな?」
「……」
 許しを伺うなのはに対するフェイトの沈黙を、肯定と取ったなのははゆっくりとドアを開く。するとそこは暗闇の中だった。後ろ手でドアを閉め、なのはもその暗闇へ入り込む。すると、ベッドの上で何かが動く気配を感じた。目が少しずつ慣れてきた頃にベッドのある位置へとゆっくりと歩み寄る。そこでなのはが見たものは、毛布に身を包み、こちらに背を向け壁と対面しているフェイトだった。
「フェイトちゃん……」
 なのはは名を呼びながらフェイトに触れようと手を伸ばす。
「…触らないで」
 冷たく言い放たれた言葉。その言葉になのははショックを覚えるが伸ばす手を止めない。何故なら、その声が震えていたから。
「ねぇ、フェイトちゃん? なのはがここにいたら、迷惑かな」
 なのははそう言ってフェイトを毛布ごと抱き締める。一瞬びくりと身体が震えたがすぐに落ち着き、そしてなのはの問いに対してだろう、首を緩々と左右に振る。
「…今日のこと、考えてるの?」
 単刀直入に聞くのは躊躇われた。だからなのはは少しずつ聞いてフェイトの心にかけられているであろう鎖を解き解そうとした。
「……考えたこともなかった。生まれた日がいつかなんて……」
 搾り出すような悲痛な声に、なのはは心を締め付けられる。
「フェイトちゃん…」
 なのはは抱きしめていた腕を緩め、フェイトを自分の方へ向き直させる。しかし、フェイトは俯いたまま顔を上げようとしない。そんなフェイトを泣きそうな表情で見つめたなのはは、もう一度フェイトを自分の腕の中へ抱き寄せる。
「それに、私は…普通の人間じゃないし」
「違う! リンディさんやクロノくんがフェイトちゃんは人間だって」
「解ってるっ! 解ってるんだ! ……けどっ」
 フェイトの言葉を遮って否定をしようとするなのはの声に声を被らせ、なのはの肩を掴み泣き叫ぶフェイト。この時のフェイトには余裕が一切なく、なのはの肩に込められた力が半端ではなかった。なのははその痛みに一瞬顔を歪ませるが、それよりもフェイトの方が苦しんでいると思いそれを受け入れた。
「どうしても考えるんだ。私は"フェイト"として望まれて生まれたわけじゃない。"アリシア"として望まれて…作られたんだから」
「フェイトちゃん!」
 作られた、と言い捨てるフェイトになのはは声を張り上げフェイトを見据える。どちらも涙目で見つめ、睨み合う。
「だって本当のことだよ」
 そう言って目を逸らし笑うフェイト。その瞳には生気が全く見られず、曇り堕ちていた。その瞳を見たなのはの脳裏には、プレシアから真実を知らされ崩れ落ちたフェイトが浮かんだ。なのはは過去へと戻ってしまったフェイトの名を呼ぼうと口を開くが、一瞬先に発せられたフェイトの台詞に言葉を失う。
「それに、なのはにはこの気持ちが解るはずないんだから」
 フェイトはそう言ってすぐに「はっ」としてなのはに向き直るが、先ほどのフェイトの様に顔を俯かせてしまっているなのはがいた。そんななのはに何かを言おうと口を開くが、言葉が一つしか見つからず苦笑するフェイト。そして、フェイトがその言葉を告げる。
「なのは……帰って」
「っ!」

 

 フェイトがなのはに帰宅を促す言葉を告げてからしばらくの時間が経っていた。告げられた方も、告げた方も、その言葉が空に消えた瞬間から微動だしていない。いや、出来ない、が正しいのかもしれない。告げられた瞬間に、なのはがフェイトの手首を掴み、押し倒したから。
 そしてなのはがとうとう沈黙を破る。
「…どうして」
 しかし、言葉を出そうと思っても喉で詰まり上手く話すことが出来ないなのは。フェイトを睨む瞳は揺らめいていて、なのはに睨まれているフェイトの瞳も、同じように揺らめいていた。
「どうして、そんなこというの…」
 なのはの台詞にフェイトは一瞬表情を歪めるが何も言わない。それがなのはを煽り、なのはが一気に言葉を並べていく。
「フェイトちゃんのことが好きで、フェイトちゃんの存在を必要としてる人はたくさんいるんだよ! リンディさんも、クロノくんも、エイミィさんも、アルフさんだって! それに…それにわたしだってっ」
「やめて! もういいっ! それ以上聞きたくなっ…!」
 自分の心へどんどん入り込むなのはの言葉から逃れようと目を閉じ声を荒げるフェイト。なのははフェイトに言葉を遮られ泣きそうな表情を浮かべ、次の瞬間には言葉を放っていたフェイトの唇を自分のそれで塞いでいた。なのはの行動に驚き目を見開くフェイト。
「……フェイトちゃん」
 重なる唇の震えが治まった頃、なのはは唇を離し、お互いの吐息が解る距離でフェイトの名を呼び、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
「確かにわたしにはフェイトちゃんの苦しみが解らないし、それはいつまで経っても癒えない傷かも知れない。フェイトちゃんは出生のことなんか考えたくないかも知れない」
 なのははそこまで言うとフェイトの手首を掴んでいた手を緩め、右手だけを離してフェイトの頬へ触れる。そのなのはの温かさを感じたフェイトは、無性に泣きそうな自分を必死に抑える。そんな耐えているフェイトを見つめ、少し可笑しそうに笑いながらなのはは言葉を続ける。
「…でもね、なのははフェイトちゃんが生まれてきてくれて、こうしてなのはと出逢ってくれて本当に良かったと思ってるの。だからお願い、言わせて欲しい」
 そう言ったなのはの瞳から雫が一筋零れ落ちる。それは見つめ合うフェイトの目尻に落ち、そしてフェイトの頬を流れた。
「生まれてきてくれてありがとう。一緒に生きることが出来て、本当に幸せなの」
 笑顔を浮かべるなのはから、ポタポタとフェイトの頬に降る雫。気付けばそれを受けているフェイトの瞳からも雫が流れていて。フェイトの頬を流れる雫はもう、どちらの涙か解らなかった。

 

<終わらせちゃうノ∀`)・゜・。ツカモウゲンカイ>

  あとがき
 うわぁ、ちょー中途半端☆でもね、これで稀凛の中では終わりなんですよ。何故ならこの後、泣きつかれた二人の寝オチ(逃
 いやいや、嘘ですけどねっ!一応補足しますと、時系列的にはA'sでフェイトがリンカーコア蒐集されるよりも前…かな、と。ほら、えっと、何話かは忘れましたが(調べろ8話でした)、フェイトが倒れて、リンディさんが介抱してたでしょ?その時に手を握っててもらってさ、後からその手を嬉しそうに見てたでしょ!そのフェイトがもう可愛くて可愛くてもうっ!(何
 おっと、失礼。それでですね、あの時にフェイト自身が、リンディが本当に自分を心配してくれてるっていうことを手を握ってもらえてた温もりと一緒に実感してたんじゃないかなーと思ったり。

 それから、ノックの「コンコンコンコン」、どういう合図か解りますか?ヒントは韻…と言うか、音の鳴り方で「ある言葉」を示してます。解るかしらー?答え合わせは今度NE☆(いつだ
 「ある言葉」を口に出して言ってみると解りやすいかも。文字としては4文字ぢゃないけど、口に出してみると4文字っぽい、みたいな。うん、ちょっと解りにくいですよね(苦笑
 これ言ったら解るか。「ある言葉」と言うよりは「ある名前」(もう答え言ってるようなもんですね。

 んー、それにしても、これは、微妙に誕生日ネタじゃないですね。すみません(。´Д⊂)

  

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コメント

コメントするのは初めてです。

ss読ませてもらいました…。フェイトは例の小さいお姉さんと対面事件まで何気に過去を引きずってそうでしたからこの作品でのフェイトの心情も分かる気がします
まぁ、そんな時の為のなのはさんなんですがw


あと、般若の子は時々無性に聞きたくなりませんか?w

投稿: 紫水 | 2008年1月22日 (火) 00:37

 いやん!初コメントですねっ!わーい!ありがとうございますぅ!!
 すごい嬉しいですw
 最後まで読んでくださりありがとうございました。フェイトは優しい子なので、やっぱり過去にあった出来事と、自分がいたせいで起きたことを、結構背負い込んでると思うんです。
 ま、なのはがいるから大丈夫だけどね!フェイトの天使様だしw
 「分かる」と言ってもらえてとても嬉しいです!ありがとうごじゃりますぅううう!

 って、般若の子に食いついたー!wwwww
 でもね、確かに無性に聴きたくなる。実は、持ち歩いてる「iPodなの」に入ってるなんて言えないっ!(*ノノ)(イッテル

投稿: 稀凛 | 2008年1月22日 (火) 01:15

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