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2008年4月11日 (金)

抑えられなくて……

 すごい、頑張る、稀凛! ……荷造り的な意味で。
 引越しは今週の日曜日なのです。今の部屋の状況→何もしてない。
「や、やばい……(冷や汗」
 ↑朝(昼)起きた感想。いまさらー∑(ノ∀`*)
 とりあえず、明日はバイトだし、もう荷造りする時間ないので、今日必死に頑張ろうと思います。きっと……大丈夫!(ぇ

 今日は局ラジ!
 涼香さん、頑張ってください!
 今週はなんだか日時変更みたいですです。荷造りが終わってなかったら荷造りしながら聞こうと思います!(多分終わってないやっぱり終わってない(4時頃
 とりあえずすごいお腹空いてきたからコンビニ行ってきた(4時頃
Photo
 ラジオ聴きながら絵チャしてた。うん、今は……荷造りじゃなくて御飯中(もうヤバイ
 そして生ラジオとか萌ゆる!(涼香さんの言動が見れる的に

 今日は短編SS「雨のように降り続ける」です。前に短編SSで更新した「emotion」みたいな感じになってます。今度はフェイトがぐずぐずしてますーん。前と同様、甘いわけではないですーん。
 最近気付いたのが、フェイトは泣かすのが楽しくて、なのはは鳴かすのが好きらしい。なのはの「鳴かす」は色んな意味でwww
 今は色んなSS書いてて一人で楽しんでます(完成しないから

 引越し前SS更新は多分これが最後かな? 雑記をもしかしたら書くかもしれないけど、まだ引越し先のネット状況が不安定なので。
 ではでは、追記より「雨のように降り続ける」をどうぞ。
 なのは→←フェイトで、片想い(両想いだけど)な感じかとー!
 アンケートご協力お願いします☆*+゜(´∀`o)
 パチパチ拍手(o・ω・o)

 

「フェイトちゃん……?」
 雨の降る音が酷く響く中、そんな音にかき消されそうな、しかし相手に聞こえるように紡がれた名前。
「……一体どうしちゃったの?」
 名を呼んでも反応を示してもらえず。
「何か、あったの?」
 愛おしげに、しかし困惑の色の混ざった声色でなのはがそう聞く。
「…………」
 しかし対するフェイトは、なのはを抱き締めたまま黙り込んでいる。
「フェーイトちゃん?」
 そっと頭を撫でながら、そう優しく声をかければ軽く身を捩るフェイト。
「……なのは」
 そして、やっとその口を開いた。
「なぁに? フェイトちゃん?」
「……なの……は」
「はい、フェイトちゃん」
「なの、は……」
「……フェイトちゃん?」
 しかし、何度なのはが返事をしても、フェイトはただ……なのはの名を紡ぐだけだった。

 

   - 雨のように降り続ける -

 

 時は少し遡り、なのはの部屋。
「んー……全然止まないなぁ」
 雨の降る今宵、なのはは自室の窓から空を見上げていた。雨が止めば良い、そう思うのは雨が嫌いと言うわけではなく、こういった夜は月や星が見えないからだ。
「うぅー」
 その理由も、ただ月や星がみたいわけではなく……
「今日はなんて言ってフェイトちゃんのとこ行こう……」
 フェイトと会う為の、口実を作るためであった。

──……ねぇ、フェイトちゃん。今日の月、すごく綺麗だよ!
──……フェイトちゃんと一緒に星空飛びたいな!

──……だから、そっちに行っても良いかな?

「んー、雨の中一緒に飛ぼう? なんて聞いたら風邪ひくって怒られちゃうんだろうなぁ……」
 フェイトに逢えるのなら、それでも良いかも知れない。なのはがそんなことを思いながら、そこにあるはずの月を探すように空を見つめる。
『……は…………ないでっ……』
「え……?」
 すると、不意に耳に声が届いた。
「今の……空耳?」
 一度聞こえたきり、届かないそれ。こちらから声をかけようにも、何と言えば良いのか解らず戸惑うなのは。
「空耳……だったのかな?」
 なのはの耳に届いたそれは、愛しい人が自分を呼ぶ声と……

 すすり泣き。

「……やっぱり、気になるよ!」
 そう言って、なのははすぐに外へ飛び出した。

 

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

 

 勢いで、フェイトの部屋のベランダまで来たなのはだが、今更になって躊躇していた。
「やっぱり急に……はだめかな」
 ベランダで、うろうろと迷う。もう時間も遅く、クロノやリンディを呼ぶわけにも行かず……。気配で気付かれないように、魔力もなるべく抑えているため長くはいられない。
「……ここまで来ちゃったんだから入っちゃえ!」
 誰に言い聞かすわけでもなく、そう口にして(もちろん小声)そっとベランダのドアに手をかける。
「いつもわたしが来るときは開いてるけど……」
 今日は約束をしたわけではない。これで閉まっていれば諦めて帰るつもりだった。
「……開いちゃった……」
 もしかして、とは思ったものの、なのはもまさか開いているとは思わなかったのだろう。思わず声を漏らし、はっとして口を手で押さえている。もう声は発せられて、手遅れなのだが。
「お、お邪魔しまーす……」
 そして、そっとドアから中へ入れば、そこは暗闇の部屋だった。物音のしない部屋の静寂が妙に耳につき、屋根で弾かれている雨の音が逆に心地よく感じる。
「……フェイトちゃん、寝てるのかな?」
 部屋の主が見あたらず、暗闇に慣れ始めた目で周りを見渡せば、ベッドに金色を見つける。
「あっ、フェイトちゃ……」
 思わず声をかけようとしたが、フェイトの様子がおかしい。ベッドにいるものの、布団を被っているわけでもなく、うつ伏せで倒れていたのだ。
「ふぇ……フェイトちゃん!?」
 それに気付いたなのはは、慌ててベッドへ駆け寄った。
「だ、大丈夫!?」
 うつ伏せたままのフェイトの体に触れ、軽く揺すって声をかける。
「……のは…………ぃ……」
 すると、消え入る声で何かを言葉にしたフェイトちゃん。
「フェイトちゃん、どうしたの!?」
 尋常じゃないフェイトに、ひたすら焦るなのは。やっと、フェイトがピクリと動き、顔をゆっくりとなのはの方へと向ける。
「っ! ……フェイトちゃん……」
 フェイトの顔を見たなのはは、愕然とする。
「……どうして泣いてるの?」
 そう、フェイトは静かに泣いていた。なのははそれを確認すると、痛みを堪えるような表情を浮かべる。
「フェイ……あっ」
 そして、幾筋の線が残る頬へそっと手を伸ばすと、その手はフェイトに捕まり、腕を引っ張られた。
「っ……いたぁ……あっ、フェイトちゃん大丈夫!?」
 なのはは、引っ張った張本人であるフェイトに思い切り倒れ込んだ。そして、その身を離そうと慌てて立とうとするが、フェイトに抱き締められているためそれが叶わなかった。
 そして、冒頭に戻る……

 

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

 

「なのは……」
「どうしたの? わたしはここにいるよ?」
 なのはは、名を呼び続けるフェイトを、安心させるかのように抱き締める。
「っ……なのは!」
 すると、フェイトが再び泣き出してしまった。フェイトのことを抱き締めるなのはにしがみつくようにして。
「こわっ……いんだ……なのはも……プレシア母さんみたいに…………私なんていらないって……言うんじゃないかって……」
「え……?」
 なのはは突然なフェイトのその言葉に、背筋が凍るような感覚を覚えた。
「さっき、夢を見たんだ……なのはの夢を……」
「……うん」
 泣きながら説明を始めたフェイトの背を、なのはは優しく撫でながら話を促す。
「隣にいて……ずっとそこに、いてくれると……思ってたんだ……そしっ…………そしたら……」
「…………どうしたの?」
 そこで息詰まってしまったフェイト。そんなフェイトに不安になりながらも、抱き締めている力を緩めないようにする。そうしていないと、フェイトが消えてしまうかのように。
「……なのはが……ばいばいって、言って…………」
 フェイトは再びそこで止まり、息を呑む。なのはは、フェイトの悲痛な声を聞きながら、抱き締める腕に力を込め直す。
「……私の目の前から消えたんだ…………」
「っ……」
 フェイトはそう言うと、その時のことを思い出したのか、ふっとなのはを抱き締めていた力が抜けてしまった。なのはは、そんなフェイトがいなくならないように、抱き締める力をさらに込める。
「……何度も、呼んだんだ……なのは、行かないでって……泣きながら、何度も……何度も……」
「……!」
 あの時の声は、実際に呼ばれていた声だった。だがそれは、フェイトが無意識に念話を飛ばしたのか、それともなのはがフェイトの想いに気付いたのか……
「でも……なのはは、戻って、きてくれなかったんだ……だから、何度も謝ったんだ……ごめん、ごめんなさいって……」
 なのはは聞いていられなくなって、思わず目を瞑る。そして、これ以上フェイトが離れないよう、思い切り自分の元へと引き寄せた。
 すると、なのはにそっと温もりが灯る。それは、フェイトの温もりだった。
「……そしたら、なのはが……戻ってきてくれた。名前を呼べば答えてくれる……なのはが、近くにいてくれる……」
 泣き声ながら、嬉しそうに紡がれるその言葉。それは、なのはに届き、なのはは胸に痛みを感じる。しかし、それは不快なものではなく、もっと違った何かで……
「……本当は、淋しかったの……」
 なのはが、恥ずかしそうにそう告げる。
「……え?」
「いつもフェイトちゃんと会いたいって、一緒にいたいって思ってるのは、わたしだけなんだと思って……」
「そんなこと……!」
 バッと体を離し、抗議しようとするフェイトを胸に抑え、なのはは言葉を続ける。
「うん……わたしだけじゃなかったんだって……解ってすごく嬉しいの……」
 そう言って、フェイトを抱き締める。その腕で包み込むように……
「だから……また不安になったら名前を呼んで?」
「……うん。なのはも、私のこと呼んで……」
 そう約束を交わす二人。
「……思ってることは、一緒なんだ」
 そして、不意にフェイトが呟く。
「うん……一緒だよ」
 なのはがそう答えれば、腕の中で笑う気配を感じた。
「よか……た……」
「……フェイトちゃん?」
 一言気持ちを告げ、フェイトは沈黙をしてしまった。不思議に思ったなのはがそっと体を離す。すると……
「……ふふ、寝ちゃってる」
 なのはにしがみついたまま、夢の国に旅立っていたようで。
「おやすみ、フェイトちゃん」
 そっと、フェイトの頭に口付けを落とし、なのはも眠りに就く。

──……夢の中でも、ずっとずっと一緒だよ。雨のように降り続ける不安も、貴方といれば……

 

           Fin

 

 

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コメント

雨の中だろうと恋人の元へ急ぐなのはさんはすごいぜ!
こうやって何度もお互いに励ましあってきたんでしょうねぇw
お引越しの方もがんばってください!

それはそうとユーノ君への反応が酷すぎる・・・
な・・・泣いてなんかいないんだかr(ry

投稿: キリル | 2008年4月11日 (金) 23:03

いいですね!こういう感情を吐露するようなSSも
読んでいて引き込まれますね。フェイトを包み込むなのはってもうそれだけで最高のシチュでしたw

お引越し頑張ってくださいね。更新楽しみに待ってます!

投稿: ryo | 2008年4月14日 (月) 14:23

お返事遅れました!ごめんなさい!
>キリルさん
 なのはさんはフェイトの為ならいつだってどんな時だってその場所へ飛んで行くのさ!これぞ愛のなせる技☆
 フェイトはそんななのはに支えられ、なのははそんなフェイトの為にがんばれる。もちろん、キリルさんの言うように逆もありますますw
 お引越しは無事終わりましたよーw
 あとはネットが繋がるのを待つばかりですw

 ユーノくんは…どんまいですwwwwwwww
 な、泣いちゃらめぇえ!その時は稀凛が抱きしめてあげるよ!(自重


>ryoさん
 ありがとうございます♪うれしいです!
 引き込まれるって言ってもらえるのは本当にSS書きとしてすごく嬉しいです。えへへ、どもですw
 なのはさんはやるときはやる子なんです!w

 お引越しがんばりました!でも更新は…orz

投稿: 稀凛 | 2008年4月24日 (木) 04:29

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