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2008年4月 7日 (月)

届かない気持ち、届けたい想い。でも……

 引越しの準備をするはずが、気付けばもう夜(最悪

 今日はせんせーに、色々教えてもらった!
 稀凛、賢い子になれたよ! ありがとう、せんせー!
 それからミニSS大会(主にせんせーが書いてた)萌え萌えした!
 せんせーいいぞ、もっとやr(ry
 原稿中で忙しいのにありがとうでした! と言うか、遅くまでお話付き合ってくれてありがとうございましたぁああ(ドゲザァアアア
 ごちそうさまでした!

 はい、今日はバッドエンドSSの最終話ですよー!
 でもなんかよくわかんなくなったよー!(何
 とりあえず、追記よりバッドエンドSS「Starting afreshです。これは、もう、バッドエンドなのかそうでないのか解りません(何
 最後にあとがきを載せておきますねー。
※今日はテンション低いので、下手にエントリを長くしないようにささーっと〆。
 アンケートご協力お願いします☆*+゜(´∀`o)
 パチパチ拍手(o・ω・o)

 

──……なのはさんとユーノ司書長が付き合ってるって本当か!?
 そんな噂が、管理局全体へ伝わった。そして、その噂が本当だと認識されるのにも、そこまで時間はかからなかった。恐らく、当の本人達に隠すつもりがないのだろう。食堂で一緒に食事をする姿を何人も目撃しているし、お互いの部屋を行き来しているのも目撃されている。
 なのはに憧れ、思慕や恋慕を抱いていた者達は嘆きの声をあげる。我こそは、と意気込んでなのはに想いを伝えようとする者もいたが、仲睦まじい二人の様子を見て、素直に引き下がる者ばかりだった。それくらい、二人が幸せそうに見えたのだろう。
 そして、今宵もなのははユーノの部屋へと遊びに来ていた。

   - Starting afresh -

──……コンコン
 なのはがそっとドアをノックする。
「……はい!」
 少し遅れて、中からユーノが返事をする。
「ユーノくん? なのはだけど……」
「あ、なのは。入って来て良いよ」
 なのはが、扉越しにそう名乗れば、すぐにそう答えが返ってくる。許しを得て、なのはがユーノの部屋へ入ると、ユーノは机で書類整理をしていた。
「なのは、今日もお疲れさま」
「うん、ユーノくんはまだお仕事?」
「いや、今終わったとこだよ」
 そう言って手元の書類をまとめ、近くの簡易ベッドに腰掛ける。
「あ、そういえば聞いたよ」
「え? 何を?」
「はやて達と隊を作るんだって?」
 ユーノは、簡易キッチンへ足を向けるなのはに向かって声をかける。
「うん、そうなの」
 なのははとても嬉しそうに、と言うか楽しそうに答える。
「ユーノくんも協力してくれるんでしょ?」
「もちろんそのつもり。まぁ、僕に何が出来るかは解らないけどね」
 ははは、と乾いた笑いをこぼすユーノ。
「そんなことないよ。だって、わたしはユーノくんに助けられてばかりだもん」
 キッチンに立って、お茶の準備をしていたなのはは、ユーノへ振り向きそうはっきりと告げる。
「そうかな?」
「そうだよ」
 そして、二人はくすくすと笑い合った。
「……そう言えばさ、なのはにずっと聞きたいことがあったんだけど……いいかな?」
「んー? なぁに?」
 なのははお茶の準備に戻り、ユーノの言葉に気のない返事をする。
「うん、フェイトのことなんだけど……」
 ユーノがそう口を開くと、カップの準備していたなのはの手元で、カチャンとぶつかる音がした。
「僕達のこと、なんて言ってた?」
「……フェイトちゃんが? どうして?」
 何かの感情を抑えているのか、同時に声のトーンも少し抑え気味になる。
「いや、僕となのはが付き合うことをどう思ってるのかなって。だって、二人は……親友でしょ? 親友に反対とかされてないかなって」
 そうユーノが探るように聞く。
「……フェイトちゃんが反対なんてするはずないよ。だって、フェイトちゃんはわたしの……親友なんだから」
「でも」
「もういいの!」
 ユーノの声を遮るように、なのはが声をあげる。
「なんでユーノくんはそんなことを聞くのっ!?」
「そ、れは……」
 ユーノを真っ直ぐに見据え、そう言い放つなのはの言葉にユーノが言い淀む。なのはの視線から逃げるように、ユーノは俯き答える。
「……僕には、フェイトが君を好きなように見えたんだ。そしてなのは、君も……」
「っ」
 ユーノの思いがけない言葉に、次はなのはが視線を逸らす。
「だから、無理だと思った。……でも、僕はそれを踏まえた上でなのはに告白したんだ」
 なのはは、そのユーノの台詞にはっとして視線を戻す。
「……ど、して」
 それは、なのは自身が出来なかったこと。同じように無理だと思ったのに、何故ユーノが告白をしたのかが理解出来ないようだ。
「……諦めたくなかったから」
「っ!」
 そして、先ほどまでの申し訳なさそうな瞳とは打って変わり、意志を持った瞳でなのはを見つめるユーノ。そんなユーノと目が合い、言葉を聞き、なのははやり切れない表情を浮かべる。後悔、羨望、様々な想いが混じり合っているようで。
「……フェイトちゃんは反対しなかったよ。それどころか、笑顔で見送ってくれたんだよ?」
 ふっと俯き、悲しげにそう呟きながら、なのははユーノへ近寄る。
「引き留めもしないで、おめでとうって……笑顔で言ってくれたの……」
 そして、そっとユーノの頬に手を伸ばす。
「なの、は……」
「それが、フェイトちゃんの答えなんだよ……」
 なのははそう呟き、ユーノへ顔を寄せる。
「……なのは!」
 そんななのはに抵抗をするユーノだが、なのはに口付けられ、その身をベッドへと沈めていった。

 ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇ ◇◆◇

──……六課設立後。
「なのは!」
「あ、フェイトちゃん」
 六課の真新しい隊舎で、なのはを見かけたフェイトが呼び止める。
「今日から一緒の部屋みたいだね」
「うんっ! えへへ、楽しみだなぁ」
 寮では同じ部屋だと言うことを、心底楽しそうにするなのは。フェイトはどこか、複雑そうな笑顔を浮かべている。
「……ねぇ、なのは?」
「なぁに? フェイトちゃん」
 言いづらそうに口を開くフェイトとは裏腹に、なのはは嬉しそうな笑顔で答える。
「あの、ね? 答えたくなかったら良いんだけど……」
「……うん?」
 言いにくそうに、手をもじもじとさせるフェイト。視線もかなり泳いでいる。恐らく、他の人が見れば驚くだろう。しかし、今そんなフェイトを目の前にしているなのはは、どこまでも優しい笑顔で、瞳でフェイトを見つめている。
「えっと、あの、ユーノと別れたって聞いたけど……本当なの?」
 俯き加減に、ちらりと上目遣いでなのはの様子を伺う。
「あー……あはは、うん、なんだか愛想尽かれちゃったみたい」
「え……、なのはが振られたの?」
「そうだよ? もう君とは付き合いきれないって言われちゃった」
 ユーノの真似をしつつ、あどけなく言う。
「……そう、なんだ」
「うん。でもね」
 そこで言葉を区切り、なのははフェイトを真っ直ぐに見据えた。フェイトは、なのはのその眼差しに射抜かれ、無意識に背筋がピンと張る。
「わたし、ユーノくんのおかげで新しくスタート出来そうなんだ」
「え……?」
 真摯な視線を向けるなのは。そんな視線を受け、戸惑うフェイト。
「なのは、それって……」

──……ピピピッ

 どう言うこと? と、続けようとしたフェイトの言葉は、通信の呼び出し音によってかき消された。
「……あ、シャーリー」
「ふふ、なんだか忙しそうだね?」
 そう言うなのはに先ほどまでの瞳はなく、今はただ無邪気な瞳をフェイトへ向けている。
「……うん、保護してる子達が六課に来るんだけど、その準備でね」
 そんななのはに、どこかホッとするフェイト。そして、苦笑を浮かべつつも、どこか嬉しそうに答える。
「それじゃ、ちょっと行ってくるね」
「うん、行ってらっしゃい。……またあとで」
 笑顔を浮かべ、手を振るなのはに一瞬きょとんとして、フェイトはすぐに破顔し、またも複雑そうな笑顔を浮かべる。
「……うん、後でね」
 そして、軽く手を振り、なのはの横を通り過ぎようと一歩踏み出すフェイト。

「「……好きだよ」」

 すれ違いざまにそう呟かれた言葉は、お互いの言葉で聞こえることはなかった。
 しかし、二人の新しいスタートは、まだ始まったばかり……

                 Fin

 
 
 
 
 

 <あとがき>
 完結したと言う事で、あとがきなんてものを書こうかな、なんて。
 最初はなのは視点で終わる予定だったんですが、諸事情でちょっと続いて中編にw
 とりあえず、補足的文章をば。

・なのは視点の「Blindness」
 直訳的意味は【盲目】です。
『フェイトに好きな人がいる』
 そのことに、ショックを受けて我を忘れる……まではいかないものの、冷静になれず、混沌としているところにユーノくん登場的な。もう、この時のみんなの反応にふいた。ユーノの人気の悪さに失笑www
 まぁ、フェイトが好きだけど、この想いを伝えることも出来ないということで、ユーノと付き合って紛らわして、ユーノのことを本当に好きになれれば……と考えてしまったなのはさんのお話。

・フェイト視点の「Regret」
 直訳的意味は【後悔】です。
 何に後悔しているのかは……まぁ、色々ですね。何に一番後悔してる、とは一概に言えないけれど、「なのはに恋をした」そのことにも悔いてるって感じですね。「恋をした」そのこと自体じゃなくて、「恋をした自分」に、かな? それと、早く告白をしなかった自分に対して、とか。
 散々悔いたあげく、出した結論は諦めきれない。想いをなくすことは出来ないから、親友の仮面を被って隠し続けることにするフェイトさんのお話。

・まとめの「Starting afresh」
 直訳的意味は【新たな始まり】です。
 メインはラストのなのは×フェイトだけど、主体となるのはユーノ×なのはw
 なのはさん、ユーノくんのこと襲っちゃった!(何
 この時の二人に何が起きたのかは、まぁ、皆様におまかせってことで。ユーノくんは本当はなのはと、フェイトの気持ちに気付いていたけど、二人とは違って自分の想いを伝えたんです。なのはのように逃げることも、フェイトのように隠すことも出来なくて。まぁ、結果的には万々歳ですけどね。それでも、なのはの気持ちが自分にないことは気付いてる分、ちょっと可哀相かも。
 六課設立までに、色々あったらしいなのは。そんななのはから距離を置いて忙しくしていたフェイト。その二人が同室になって、また同じ生活を送る。そんな新しいスタート。
 そして、気持ちの面でも何かが変わり始めた。そんな二人の新しい始まり。

 と、まぁ、あとがきになってない気もするけどこんな感じで。

 最後までお付き合いくださりありがとうございました。
 次回更新は未定で、恐らく短編をちょろちょろ更新するかと。
 今月は引越しや、新しい年度という事でバタバタすると思うので……orz
 あ、ちなみにサンクリには行けそうにないです。来月のリリマジ4が次の参加イベントかな? 詳細は、追々。ネギまオンリーもあるようですし、ちょっと行きたいなって思ってますが不明。
 そんな稀凛ですが、これからもよろしくお願いします。
                神無月 稀凛

 
 

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コメント

まさかのなのはさん襲いΣ
きっとユーノ君含むみんなはなのフェ寄りだと思ってると思うよっ!(待て
今後のなのフェSSも楽しみですw
3話全部おつかれさまです!

投稿: キリル | 2008年4月 7日 (月) 07:18

 いえい! なのはさんに襲わせちゃtt(ry
 この中編、どうだったでしょうか?
 一応ユーノくん、酷い扱いにならずに済みましたがw
 基本的に、稀凛脳内ユーノくんはこんな感じで損な役回りなんです。「なのはが幸せなら」って思って結局身を引く的な。
 今後も楽しみにしてくれるんですか!?
 よーし、稀凛頑張っちゃう☆

 読んでくださって&とても嬉しいコメントありがとうございましたー!

投稿: 稀凛 | 2008年4月 8日 (火) 07:08

小旅行から帰ってきました
ちなみに、セブンの聖地=愛知のどっかです

全三話お疲れ様です

いやぁ、こうきたか。襲ってしまったか
たぶん、ユーノは別れてもずっとなのはさんが好きなんだろうなー でも、好きな人の幸せが一番自分のみたいものなんだろうなー
でも、公式ファンブックの相関図にユーノがちょっと高町家に侵入してるのは、吉野さんちょっと許せないなー

gdgdなコメですみません。
ホントお疲れさまです☆

投稿: 吉野 | 2008年4月 9日 (水) 14:53

 お帰りなさーい! 愛知県なんだ? 解らないけど……旅行お疲れだったよ!

 ありがとう! こう来ました! なのはさん、襲っちゃった!
 もちろん、ユーノは別れちゃっても、なのはが幸せなら……だよ! ユーノくんかっこいい!(今回は
 違う! 逆に考えるんだ! ユーノは、なのはとしか関わりがないんだt(ry
 でも、確かにフェイトを差し置いて何してくれてるんだろうね。今確かめて改めてイラってしちゃったよ!(知るか

 コメントありがとうだったよーw

投稿: 稀凛 | 2008年4月 9日 (水) 20:05

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