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2008年11月23日 (日)

今日はこんな日!

 バイト前にすぱぱっと仕上げました!
 今日はクロノにとってこんな日だったみたいですよ?わらい

 パチパチ拍手(o・ω・o)

 

 僕は今日、生まれて初めて『天国と地獄』と言う言葉を実感した。それと、僕のツメの甘さも……。
 
 
   - 1123 -
 
 
「……ッ、クロノ!」
「ん?」
 リビングのソファーでくつろいでいたら、背後から急に呼ばれた。どこか切羽詰まったような……。なんだろうと、背後を確認するとそこには、
「なんだ、フェイトか」
 可愛い妹がいた。しかし、先ほど感じた切羽詰まった声はなんだろう。目の前にいるフェイトの声には違いないが……
「どうしたんだ? そんな顔して……」
 フェイトは何故か、恥ずかしそうにしている。思わず、こっちまで恥ずかしくなってきた。
「あっあの、クロノ!」
「なっなんだ?」
 勢い良く身を乗り出すフェイト。まてまて、なんでソファーに乗るんだ。いや、そもそもなんでそんなに近寄ってくるんだ!?
「どっどうしたんだフェイト!」
 慌てた僕は、とりあえずフェイトと距離を取る。なんとか状況を把握しようとするが……冷静になれないっ! エイミィならともかく、フェイトにここまで近付かれたことはなかったから……
「っ!」
 僕はそこまで考えてはっとした。そうか、そうゆうことか……。
「フェイト」
 僕が名前を呼ぶと、フェイトはビクッとした。そんなになるくらいなら、止めれば良いのに……。そう思いながら僕は目の前にいる、可愛い妹を見つめる。
「エイミィに何か言われたのか?」
 出来るだけ怖がらせないよう、優しく声をかける。すると驚いた様子で、えっと……と言葉に詰まったようで戸惑いだした。
「……良いんだ、別に怒ってなんかいないよ。だから正直に答えてくれないか?」
 フェイトは僕の言葉を聞くと、泣きそうな笑顔を浮かべて、ゆっくりと頷いた。
「やっぱりエイミィか……。いったいなんて言われたんだ?」
 毎度のことだが、エイミィに少々呆れながらも、フェイトに説明を頼む。脳裏にははっきりと、エイミィのいたずら顔が浮かぶ。
「えと……今日は11月23日で、良い兄さんの日だから……日頃の感謝を込めて、そのぉ……」
 脳裏に安易に浮かぶエイミィの顔に、おかしくなりながら話を聞いていると、フェイトが途中で言い淀み、急に俯いてしまった。
「? どうしたんだ?」
 不思議に思った僕は、フェイトに尋ねる。するとフェイトははっと顔をあげながらも、目を泳がせてポツリポツリと話した。
「えっとね、日頃の感謝を込めて、お兄ちゃんに……抱きつくんだって……エイミィが言ってたの」
 フェイトの話を聞いていた僕は、少しずつ理解し、状況をやっと飲み込み恥ずかしくなった。もしあのままフェイトのペースだったら……と、考えるだけでも無理だ。
「あっあの、クロノ……」
 悶々と自分と葛藤していると、フェイトに声をかけられた。
「なっなんだ?」
 考えていたことがあれなものだから、僕は思わず慌てた。
「あ、あのね……」
 フェイトはもじもじと、俯きながら何かを言おうとしている。
「?」
 僕はとりあえず、フェイトの次の言葉を待つ。
「だっ抱きついても良いかな?」
 バッと顔をあげたフェイトは、何を言うかと思えばそんなことを言ってきた。
 そうか、エイミィの言ったこととはいえ、フェイトは信じきっているんだ……。それなら言われるままに、とも思うが恥ずかしいし、何よりエイミィの思惑に進むのも癪だし……
「だめ、かな?」
 うんうん唸っていると、再びかけられた声。それはどこか悲しそうで……。フェイトを見ても、申し訳なさそうに……泣きそうな表情を浮かべてる。
「はぁ……」
 僕のついたため息に、ビクッとするフェイト。怒られるとでも思ったのかな。僕はすっと手を上げ、フェイトはぎゅっと目を瞑った。そして僕はその手を降ろし、
「ありがとう、フェイト。気持ちだけで嬉しいよ」
 そう言ってフェイトの頭を撫でる。そんな僕の言動に、きょとんとするフェイト。徐々に照れてきたのか、柔らかく微笑む。僕はそんなフェイトを見て、エイミィのいたずらもたまには良いかななんて思っていた。でも次の瞬間、そう思って安心しきっていた僕を呪いたくなった。
「お兄ちゃんっ、ありがとう」
 フェイトはそう言って僕に抱きついた。
「うわっ、フェイト! ちょっと待て!」
 急なことに慌てた僕はフェイトを抑えようと抵抗する。お互い幼いと言えど、僕は男でフェイトは女だ。フェイトよりも僕の方が力があって……簡単にフェイトを抑えてしまった。
「「あ……」」
 はたから見ると、僕がフェイトをソファーに押し倒したようにも見える。僕はやばいと直感で感じた。すぐに離れようとするが……、
「えへへ、クロノはやっぱり強いね」
 なんて無邪気に笑うフェイトに目を奪われ、動くことが出来なかった。
「…………クロノくん、何してるのかな?」
 やっと意識が戻ってきたのはそんな声が聞こえた時。手遅れだと感じながらも、声のした方を見る。
「あっ、なのは」
 嬉しそうに名前を呼ぶフェイトとは裏腹に、僕は背筋が凍る。そう、そこには笑いを堪えるエイミィと、怒りを耐えているであろう笑顔を浮かべたなのはの姿があった。
「おはよう、フェイトちゃん」
 フェイトへ優しい笑顔を浮かべ、こちらへ歩み寄るなのは。
「ごめんね、フェイトちゃん」
「え、どうしたの、なのは?」
 そんな会話を聞きながら、僕はどう対処すべきか考えていた。しかし、時すでに遅し……。
「わたしちょっと、クロノくんとお話したいから部屋で待っててくれるかな?」
 なのははそう言って、僕の肩を掴む。あぁ、もう逃げられない……。
「うん、良いよ!」
 己の先を見据えた僕とは違い、何も解っていないフェイトは素直に頷き、僕の腕から抜けだし部屋へ戻っていった。
「なのはの好きなキャラメルミルクティー準備しておくね」
 そんな場にそぐわない台詞を残して。ちらりとエイミィを見れば、手を合わせ舌を出しながらウィンクする姿が。謝ってるつもりなのか……。
「さっ、クロノくん。お話聞かせてもらえるかな?」
 僕はまたため息をついた。
 
 
     Fin
 

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コメント


更新お疲れ様です(*´∀`*)

いい兄さんの日ss^^
クロノ君、めっちゃ災難でしたねwwwwまずいときになのはさんも現れちゃったもんだwwしかもフェイトさん、押し倒された形になってるのに、どうも思ってないとかww

あの、この前の捧げたss掲載はいつでも大丈夫ですよ(`・ω・´)一年後に回していただいてもうちは全然構いませんので∑d

早く黒船がくるといいですねー☆(ぇ


では、お疲れ様でしたーw

投稿: 吉野 | 2008年11月24日 (月) 22:06

 ありがとー! 更新がんばったよぉ!!
 クロノくん、かわいそうだよねぇ(遠い目
 なのはさんってばタイミングが神だからwwww
 フェイトちゃんはね、ほら、純粋だから、邪なこと考えないんだ!! 大好きなおにーちゃんだからww

 ちょ、さすがに一年後にはしないよ!!←ちょっと不安

 黒船いつ来るかなぁ……なかなか来ないのですよ←

 読んでくれてありがとでしたー! そしてコメント本当にありがとう♪うれしいよぉ☆

投稿: 稀凛が返信 | 2008年12月 2日 (火) 05:03

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