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2009年5月25日 (月)

I Need You.You Wish Need...?

中川翔子さんの午前六時がすごいイイ( ゚д゚)←挨拶

雷すごーい、ね。でも、室内に引きこもりの私には関係ありません。外には出ません。いや、出るけど。
今日は外に出ないといけなかったんだ。まじ嫌だったぞ☆
まあ、でも学校の仕事だからしょうがないのです。しかも不特定多数と会話をしなければいけないという……今日に限ってなんてこと。超頑張った稀凛。

ふふふ、もうダメ(*´д`*)

そういえば、もう五月終わるーっ(*-ω-)
六月と言えば!
梅雨!!←
雨大好き大好きーっ

とりあえず、今は生きるのに必死すぎる自分が可笑しい(笑)
もっと、稀凛らしくたらーって生きたい。
最近、色々手えだしすぎかも←
 
 
今日も珍しくSS更新です。
けど、要注意。
全く報われない救われないフェイトさんです←
シリアスとか、バッドエンド風味なのが苦手な方は華麗にスルー☆
なのフェイ前提【傍に……】です。
 パチパチ拍手(o・ω・o)

 

 いつもと同じ時間。同じ仕事。同じ生活。
 一日の業務を終えて、部屋に戻ればいつもと同じ光景が広がっている。そう信じて疑わなかった。
──なのはが、部屋で待ってくれて、おかえりと言ってくれる。
 気付けば、それが当然だと思ってた。
 でも、それは──間違いで。

 その瞬間が訪れたのは、予兆も何もない、普通の日だった。
 
 
   - 傍に…… -
 
 
 いつものように仕事を終え、制服に身を包んだ私は、自分の部屋の前でふと立ち止まる。
 今日は所用で外へ出たから、なのはにお土産を買ってきた。だからか、いつもはしないのに、ドアを開けるのがなんだかくすぐったいような、緊張をしている自分がいた。
「いつも通り、いつも通り……」
 一人そう呟いて、少しでも落ち着こうと試みるけど、何も変わらない鼓動に苦笑する。
 ここにいつまでいても始まらないし、きっとなのはも私の帰りを待ってる。だから、と思って何気ない振りを装って目の前のドアを開く。
「ただいま、なの……は?」
 シュッと音が鳴って開いたドアの先には、予想していた光景が何一つなかった。
 あるはずの灯りが、ない。
 聞こえるはずの声が、聞こえない。
 香るはずの香りが、ない。
 感じるはずの気配が、感じられない。

 いるはずの人が、いない。

 その瞬間、背筋が凍った。
 昨日までの日々が、崩れ去る瞬間。
 朝までの日常が、音を立てて崩れるのを感じる。

 いない、いないいないっ

「な、のは?」
 そう声を出してみても、うまく声にならなくて。
 そして、その声に応える声がなくて。
「っ、なのは!!!!」
 叫ぶ喉が悲鳴を上げる。いつの間にか、喉が渇いていたみたいで。突然の振動に喉が痛む。
 そんな痛みよりも、酷く重い痛みが胸を襲う。
「────っ」
 もう、言葉にすらならなかった。ただひたすらに求めた。いくら探しても、どこにもいない存在を。求めても、見つけられないそれを。
 頭が真っ白になった。
 
 いや、なのはも仕事が延びてるだけかも知れない。
 
 そうは思ったけど、さっき聞いた言葉を思い出す。
『なんやなのはちゃん、体調悪そうやったで?』
 何したんや、なんてちょっとからかわれたりもした言葉を。
 別に何もしてないよ、なんて答えたけど、実際のところ心当たりはあった。
 でも、今はそれは問題じゃない。その時はやては言ったんだ。
『せやから、無理されても困るし、今日はさっさと帰らせたからな~』
 遠まわしに、私に早く帰れと言いながら。だからこうして、仕事を終わらせてから寄り道をして、なのはの為にお土産を買ったんだ。
 それなのに……。
「どこ、行っちゃったの……」
 いつもいるはずのなのは。
 部屋に帰れば、おかえりと言ってくれて。
 疲れた? 大丈夫? って心配しながら、ぎゅって手を握ってくれた。
 そして、何も言わず傍にいてくれる。
 触れる肌が心地良くて。
 傍に在る気配が嬉しくて。
 
 それは、私だけのものだと思っていた。
 
「……っ、どうして」
 私は、ベッドへ倒れこむ。いつもの私の寝る場所とは反対の、なのはがいるはずの場所へ。
 そこには、残り香すら──なかった。
「っ──」
 声にならない、悲痛な声。
 今更気付いたんだ。
 一緒にいることが幸せで、傍にいるのが心地良くて、私の居場所はここだと思っていた。帰る場所はなのはのいる場所だって。
 でも、
 
 そう思っていたのは、私だけかも知れない、と。
 
 そして甦る、一つの言葉。
──いらない子。
 癒えない心の傷は、棘のように刺さったまま抜けることはない。
 でも、癒えないとしても、和らいでいたことは確かで。
 それは、他の誰でもない、私以外の人からの愛情と温もりで優しく包まれていた。
 いつだって、私は気付いていなかったんだ。
 みんなが私を、優しさで溢れるように包んでくれていたことに。
 そして、どん底に堕ちた私を救い、今まで支えてくれたのは、なのはだった。
 きっと、気付かないうちになのはの負担になっていたんだ。
 私は、私しか見えてなかった。
 人に優しくしている振りをして、本当は誰かの為になることに生きる意味を見出していた。
 そんな私を見せたくなくて、誰とも深くは関わろうとは思わなかった。
 けれど、なのはだけは違う。
 なのはだけは、私に真っ直ぐぶつかってくれた。向き合ってくれた。
 時には厳しく、時には優しく、そして、時には愛おしく。

 それなのに……
 
 そこで気付いた、
 私は、なのはの為に、何が出来てた?
 何も、返せてない。
 与えてもらうばかりで、求めるばかりで、私は何もしていなかった。
 いつだって、逃げていた。
 なのはが空から堕ちた時も、私は逃げたんだ。空の飛べないなのはを見たくなくて、なのはの代わりだという名目で仕事をこなしていた。それがなのはの為だと思った。けれど、それは違っていたようで。みんなに言われたんだ、なのはの傍にいろって……。でも、私は結局いられなかった。
 あの時のなのはに何を言えば良かったの?
 私が抱きしめてあげることも出来なくて、声もかけられない、そんな臆病な私に何が出来るの?
 勝手にそう決め付けて、逃げ出したんだ。
「私は、いらない子」
 気付けば、そう呟いて嘲笑していた。
 そうすることで、多少なりとも心が軽くなった気がした。
 
──ピピッ
 
 急な外部接続の呼び出し音に、肩を震わす。
 どれだけ弱気なんだろう。
 ただの機械音に怯える自分が可笑しかった。哀れだった。
 そんな私を隠しながら、コンソールを叩き呼び出しに応える。
「はい、こちらフェイト・T・ハラ……」
「あ、フェイトちゃん??」
 機械を通して聞こえたなのはの声に──体が熱くなった。
「ごめんね? 今大丈夫かな?」
 優しい声が聞こえる。その声に蘇る温もり。
 手が覚えてる感触。
「なのは、どうしたの?」
 ただ声を聞いただけなのに、これだけの反応をする自分に驚いた。
 自分でも思っていた以上に、私はなのはに依存している。
「今日ごめんね? 今はもう部屋にいるよね?」
 震える感情を抑えながら対応する私に気付かないまま、なのはは言葉を紡ぐ。
「うん、もう部屋だよ。びっくりしたよ、帰ってきたらなのはがいないんだもん。今、どこにいるの?」
 そう冗談を交えながら、なんとか会話をする。
「ごめんね? おかえり、フェイトちゃん」
「ううん、ただいま、なのは」
 そして、いつもの会話を交わし心安らぐ。
 しかし、安心しきった私に追い討ちをかけたのは、他の誰でもない、安らぎを与えたなのはだった。
「あのね、今ユーノくんといるんだけど」
「っ……」
 思わず出そうになる言葉を飲み込み、続く言葉を肯定の沈黙を持って応える。
「ちょっと今日は帰れそうにないの。ヴィヴィオがどうしても調べたいものがあるからって言って」
「……ヴィヴィオもそこにいるの?」
 次々と襲う言葉の棘に耐えながら、私は応える。
「ううん、ヴィヴィオにはもう遅いから寝なさいって言って、今ははやてちゃんのところで休んでると思うよ」
──はやてのところ
 その言葉に、抉られる心。
 どうして、私達の部屋じゃないの?
 どうして、私に一言言ってくれなかったの?
 どうしてっ!
 数多に浮かぶ言葉を全て飲み込む、ひたすら沈黙に耐える。
「それでね、結局調べ物が終わらなかったから、わたしが代わりにって思って。そしたらユーノくんも手伝ってくれるっていうから。今日はいつ帰れるか解らないから先に休んでてね?」
 今でも仲の良い旧友で、師弟でもある二人。信頼関係のある二人。それだけじゃない。私以上に、絆の多い二人。
 そんな二人の邪魔が出来るはずもなく。
「……解ったよ、あんまり無理はしないでね?」
 私は、そう言うしかなかった。
「ありがとう。フェイトちゃんもゆっくり休んでね? おやすみ、フェイトちゃん」
「うん、おやすみ、なのは」
 そして、切断されたそれ。
 ただ、会話が終わっただけ。
 そう解っているのに、全てが終わってしまったような錯覚に陥る。
「違う、そうじゃない」
 自分で自分に言い聞かせても治まらない感情。
 渦巻く感情を私は知っている。
 いつだって抱いてきた。
 そして、その度に抑えられたのは……なのはが傍にいてくれたから。
 でも、今はいない。
 傍に、いない。
「なのは」
 呼んでも、誰も応えることのない現実。
 頬を伝う暖かい雫。
 それを隠すかのように、枕へ顔を埋めてみる。
 微かに香る、愛しい香り。
 いつもは心安らぐそれは、今はただ胸を締め付けるだけで。
 
 お願い、消えないで……傍にいて。
──傍に、いたいよ。
 
 
              ~ Fin...
 
 
 

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