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2009年11月15日 (日)

きっと、そうなんだ。解ったよ

 お久しぶりです。皆様はお元気してますかー?
 稀凛はとても絶好調に不調です^^ニッコリ
 最近インフルとかすごいですよね。インフルにはなりたくないと思いつつ、只今最高に体調が悪いです・゚・(ノД`;)・゚・
 金曜日と土曜日は本当は遊ぶ予定だったのに、どちらも急用が出来て行けなくなってかなり凹んでたので、尚更風邪が辛い\(^O^)/
 これインフルだったら冗談抜きでヤバイよ。私、今、風邪引いてる暇ないのに。
 そしてそんなパッパラパーの頭で書いたSSがあります。なのフェイ話で【不安定なカナリア(不完全】です。しかしながら、支離滅裂+簡易SSなので、反転しておきます。興味のある方はご覧ください。いずれこれはちゃんとした頭の時に改稿します。うん、きっと←
 ちなみに、若干欝SS?BADEND?んー、あまり良い話ではないのでそれを了承してくださる方のみ反転し、お読みください。復活したら甘々書く予定です(*'ρ')
 とりあえず、今はただ素直に寝る時間が欲しいです。私にお休みぷりーず。
 パチパチ拍手(o・ω・o)㍍⊃

 

 こんなにも想ってるなんて、自分でも気付かなかった。
 どうしてこんなに好きなのかさえ、解らない。
 
 あまりの気持ちの重さに、自分が押しつぶされそうだった。
 
 
 
   - 不安定なカナリア(不完全 -
 
 
 
「え……後遺症、ですか?」
「はい」
 深刻な表情を浮かべながら、医者が頷いた。
「外傷も軽症でしたし、事故自体そこまで大きくなく、外傷以外には何もないと思っていたのですが、貴女もお気付きのように恐らく……」
 私は、医者の話す言葉を聞こうと思いながらも、上手く聞く事が出来なかった。頭の中が真っ白になったんだ。
 
 
 数日前、なのはが交通事故に遭った。交通事故と言っても、軽い接触だったみたいで、大事には至らなかったみたいだ。けれど、私とヴィヴィオは酷く心配して、すぐに病院へ向かった。そこで待っていたのは、病院のベットに横たわるなのはだった。
 酷い外傷はなく一週間ほどで退院出来ると聞いた。安心した私達は一先ず自宅へ戻り、なのはの短い入院生活に向けての準備をしていた。
 私とヴィヴィオは時間を作り、毎日なのはのお見舞いへ行った。時々私だけ泊まったりもする。そんな時はヴィヴィオが家に一人になるので、少し気掛かりではあるのだけど。
 お見舞いに行く度、なのははベットの上で上半身を起こし、いつも空を見上げていた。時々こちらの視線に気付いては、にこっと笑った。
 
 そう、笑うだけ。
 何も言ってくれないんだ。
 
 最初はあまり気にしてはいなかった。けれど、それがしばらく続く事によって、不安が大きくなっていった。
 
 そして、それは医者からの宣告で、確信に変わってしまった。
 
 
「なのはちゃーん、フェイトちゃーん、お見舞いに来たでー」
 そう言って明るく病室に入ってきたのは、はやてだった。
「ありがとう、はやて」
 私は椅子から腰を上げ、はやてを出迎える。
「まぁ、でも最初事故って聞いた時はめっちゃ驚いたけど、そんなおっきな怪我とかないみたいで良かったなぁ」
 フェイトちゃんは大げさなんよ、なんて言ってからかってくる。
「ちょ、はやて! それは言わない約束!!」
「んー? そやったかぁ??」
 なんてニヤニヤ笑うはやて。悔しいけど……少しでもはやてを信じた私がバカだった。
「??」
 なのはが、きょとんとしてるのに気付き、はやてが私の方を見ながら説明を始めた。
 ……まぁ、簡単に言えば、病院側から軽症だと聞いていたにも関わらず、はやてに連絡した際、不覚にも泣いてしまった、という話だ。ほ、本当にそれだけだよ!
 
 話を聞いたなのはは、くすくすと笑っていた。すると、ちょいちょい、と私に手招きをするなのは。
「なに、なのは?」
 そう言って、何を疑うわけでもなく近寄る私。そして不意に頭に降りた温もり。一瞬何をされたのか解らなかったけど、すぐに気付いた。
 なのはに頭を撫でられている。はやてとヴィヴィオの前で。
「な、なのは!?」
 恥ずかしくて私はすぐに身を引いた。それがまたおかしかったのか、なのはだけではなく二人にまで笑われた。
「……でも、ほんまに声、出んのやな」
 笑いが納まる頃に、はやてがポツリとつぶやいた。
「……うん、そうだね」
 答える私も、同じように表情を曇らせる。
「原因が解らない以上、病院の方でも何も出来ないみたいだよ」
 私はベットサイドの椅子に腰掛け、そっとなのはの頭を撫でる。ちょっとだけ驚いた顔をしたものの、なのはは笑ってくれる。いつもの、優しい笑顔で。
 
 ──……ありがとう、フェイトちゃん。
 
 でも、声が聞こえない。口を動かして、言いたい事を伝えようとしてくれるけど……なのはの声は聞こえない。名前を呼ぶ声も、怒る声も、笑う声も、何も。
 改めてそれを考えたら、視界が滲んできた。みんながいるのに、みんなが見てるのに……止めることが出来なかった。
 何より、泣いてる所をなのはに、ヴィヴィオに見せたくなかった。
「さてと、うちはそろそろお暇するな」
 くるっと背を向けて、はやてがそう言った。
「え、でも、もうちょっとゆっくりしていったら……」
 目尻を軽く拭い、私は慌てて立ち上がる。
「んー、ほなまた明日来るわ。フェイトちゃん、今日はここに泊まるんやろ?」
「う、うん」
「ほんなら、ヴィヴィオはうちに泊まるか?」
「え、良いの??」
「はやて……」
 それは、思ってもみない申し出で。そして、とても有難い申し出だった。ヴィヴィオは明日も学校だ。その為にはちゃんと寝た方が良い。けれど、家に一人にすることが心配で。だからこそ、そのはやての一言が酷く頼もしかった。
「お願い、出来るかな?」
「ん、任せとき。ちゃんと朝とか起こしたるからなぁ」
「むぅ、ヴィヴィオちゃんと自分で起きれるよ!」
 私は二人の会話を聞きながら、安心すると同時に、酷く落ち込んだ。今の私に出来る事がなんなのか、解らなくなったから。なのはの傍にいたい、けどヴィヴィオの傍にもいてあげたい。それなのに、私は一人だ。
 だからこそ、友人という存在がすごく嬉しかった。
「……! なのは」
 相変わらず勘の鋭いなのはは、そんな私を励ますかのように手を握ってくれる。今はそれだけで、その温もりを感じるだけで安心出来た。
「ほな、また明日な、フェイトちゃん、なのはちゃん」
「なのはママ、フェイトママ、行ってきまーす」
 玄関まで送っていく、という私の申し出は却下されてしまったので、せめて部屋の扉まで見送ることにした。
「うん、ありがとう、はやて。ヴィヴィオ、行ってらっしゃい」
 はやてに微笑みかけ、私はしゃがんでヴィヴィオの頬にキスをした。
 そうして見送り、私はなのはの元へ戻る。
 外はいつの間にか夕焼けで、なのはのいるベットが紅く染められていた。
「……!!」
 一瞬、あの日とリンクした。
 窓から見える夕日と、それに照らされたなのは。空に裏切られた時のなのはが蘇る。
 ──……ごめんね
 そう呟いて部屋を後にした幼い私。
 けれど、今は違う。今はこうして一緒にいられる。もう逃げないんだ。
 軽く頭を振り、再び歩を進める。
「……なのは? 眠ってるの?」
 なのははベットに横たわり、目を瞑っていた。夕日に照らされ、赤く火照ったように見えるなのはが可愛かった。
 そっと椅子に座った私は、先程と同じようになのはの頭を撫でる。それはなのはの為、というよりも、私の為。私自身が安心出来る為に。撫でていた手で、髪遊びを始めるとくすぐったそうになのはが目を開けた。
 ゆっくりとこっちを向き、笑顔を浮かべるなのは。軽く口を動かし、名前をなぞってくれるなのは。
 
 そんななのはの笑顔が揺らぐ。
 私の声が震える。
 なのははなのはなりに、名前を呼ぼうとしてくれる。けれど、実際に声が聞こえることはなくて。酷く贅沢な自分が嫌になる。
「……ごめんね、なのは」
 そして出た言葉が、謝罪。本当に自分が嫌になる。
 私が謝っても意味がない。何にもならない。
 それ以外に言う事はたくさんあるのに。
 私は、今でも受け入れられず、なのはの声を探し続けている。
 目の前に愛しい人がいるのに。声が聞けなくて、名前を呼んでもらえなくて。
 
 思わず、頬を涙が伝う。言いたい言葉がたくさんあるのに、全てが消えていく。
 そんな私をなのはは優しく見つめてくれる。
 
 ──……笑って?
 
 そう聞こえた気がした。
 気付けば、泣いてばかりの私。いつだって独りよがりで。なのはの為と言いながらも、結局は私の為で。
 それでも、なのははそんな私を好きと言ってくれた。
 それだけで幸せなのに。
 私は、それ以上を求めてしまう。
 
 欲張りでごめん。
 意気地なしでごめん。
 何もしてあげれなくてごめん。
 
 どうしてなのはを傷付けちゃうんだろう?
 どうして守れないんだろう。
 
 いつも一緒にいられれば、いつだって守ることが出来る。
 
 いつも一緒にいられれば……
 
「っ!!!」
 一瞬脳裏を過ぎったもの。それは酷く残虐で、私のエゴの塊だった。でも、それを浮かべるという事は、それも私の一部。そう思うと怖くて仕方なかった。
 
 頭に置いていた手を、そっと頬へそらす。すると、猫みたいになのはは目を細める。
 心を許してくれてる証拠だ。
 
 そう、今はこれだけで良いじゃないか。
 それに、なのはは私のものじゃない。なのははなのはだから。
 
 紅く滲んだ景色は、今ではもう暗くて。
 部屋の光がなのはの瞳を照らす。純粋な瞳を。
 
 本当に、大切なんだ。
 酷いことを考えてしまうほど。
 
 でも、今はただ一つを願うよ。
 
 
 
 なのはの傍に、いさせて。
 
 
 
 
     - Fin~
 
 
 
 
 
 

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